英語Terakoyaです。
”すぐもどったところに近鉄の駅があるのでそこからのって、天王寺まででて、はるかにのってください!”
と車掌さん。おりたけれど、ちかくに駅らしきものは見えず。
あ、タクシー!
と上海の悪しき習慣で手を上げて、
”駅まで”ときくと
”すぐそこですよ”と
のせてくれない。想像してください、ローカルな国道を大きなスーツケースを持って焦りまくりの小走りで駅に向かっているひとの図。。。
*田舎の人の”すぐそこですよ”には要注意。”すぐそこ”の概念が違いますから💦
すぐそこちゃうやん!と思いつつ、なんとか駅にたどり着き、乗換案内のスマホをみても冷静に見れそうになかったのでとりあえず駅員さんに聞く。
改札くぐってたじろぐ
”ちょっと、ここって、いったい、一時間に何本くるの?”という風情の田舎の駅ではないか!
しつこくさらに駅長がいたので、事情を話して焦りまくりで伝えると
「次来る電車が、○○で特急とすぐ連絡するのでそれで天王寺に出てください」
と教えてくれる。あとで調べると、特急は○○の駅に一時間に二本しかこない。つまり、この電車を逃したら30分後にしか連絡できず、完全、搭乗はアウト!
「あ~、どうしよう、どうしよう、落ちつけわたし。。。」
と思いながら、血相変えて乗換案内を調べる。
日本の携帯は解約しているので、自分で電話ができないのです。LINEで長男にメッセージを送って、
「関空のエアラインカウンターに事情を伝えてチェックイン締め切りに10分ぐらいおくれそうなので、なんとかお願いできないか、きいてみて」
と頼む。
#これすら、数日遅ければ、彼も社会人になっていて、頼めなかった。。。
「特別措置はとれませんだって。頑張って間に合わせて!」と返信
そして○○で特急に乗り換え。席につくと、ん?乗車券は?とポケットをまさぐるもないので、スーツケースを置いたあたりに戻ってさがしていると
「おねえさん!(きゃ~おねえさんだなんて♡あほ、そんなこと、喜んでる場合じゃないだろ!≫切符でっか?さっき、ホームに落ちてましたで、わたし、ちゃんと見てたんで、おりはるとき、一緒にいうてあげますわ。でないと、お金とりおるから」
と親切なおじさまが声をかけてくださいました。
お礼をいいつつ、乗り換えを見ながら、
「でも、これ一緒に改札でおじちゃんと駅員さんに話していると次の乗り換え、まにあわない」
さて降りるとき、おっちゃん、そばに来てくださっていたのですが
「ごめん、おっちゃん、私時間ないの」
とこころで謝りながら、手には乗車券分払うつもりで握りしめ改札へ💨
そしたら駅員さん「じゃ、ここからそのままでてください」と親切。
天王寺からその連絡のはるかに乗れたらぎりまにあうかも、というぎりぎりのきわどさ。
なのに、なのに。。。。
表示ボードには
「はるか、五分の遅れ」
終わった。。。。。。主人に思わずメールを送りました
「はるか、5分の遅れ、ごめんなさい、もう間に合わない」
すると
「とにかく、空港で確認して」
と返信。
ぎりぎりまで努力はしなければ、と、
5分遅れならば、も一つ早い快速の方がまだ早くつくかも?と思うも、駅員さん見当たらず。
近くにいたお子さん連れのママに聞いたけど、彼女も、駅員さんにきかはったほうがいいですよ、といってくれていたところへ、運転手さんが通りかかったのできくと、
「はるかの方が早いです」
そのママさんの「どうか間に合うように祈ってますね」とのやさしいことばに、打ちひしがれている私は涙が出そう。。。
しかし、そこはさすが日本の列車、天王寺に到着の時には3分遅れに。
希望をすててはいけない!と思う私を後押しするかのように
はるかはその後も頑張ってくれて、関空到着は定時の11時50分。
しかし今回は初めてのterminal2の利用。はるかの中で、terminal1➡terminal2を調べると、シャトルで7~9分。15分おき。
いや、これはあかんやろ。皆が次々乗り込んでなんてしていたら、10分では済まない・
時間通りについたとしてもわたしにはあと10分しか残されていないのだ!
タクシー使うしかない! terminal1からterminal2へ!
荷物を階段で持って降りてたどり着いたタクシー乗り場。が、非情にも
「terminal2はあっちからですわ」
と100Mほど先のタクシー乗り場を指される。
そこは”12時までにつかないといけないんです!時間がないんです!”と悲壮感満載にいうと
”わかりました”とすぐ後続のタクシーをよんでくれて
”お急ぎです!”と迅速にのせてくださいました。
ところが、
”どんだけ遠いねん!?”というぐらいの遠さ。
”歩いたら1時間はかかりますよ!”と運転手さん。だって1400円もかかるんです!
イライラハラハラするものの、時計を見たら余計焦るだけ。敢えてみずに、初めてのteraminal2に駆け込むも、どこだ、どっちだ?
今回初めて春秋を利用だったので余計にあせる。ガラガラのカウンターの方をみると、カウンターの人が私に気付き
「○○様ですか?」というので思わず手を上げる私。
そしてパスポートを出してその瞬間時計をみたら12時ジャスト!
崩れ落ちそうになりました。。。。もうこれは奇跡としかいいようがない。。。
だって、まず、バスであれより先に行ってしまったら、駅からの特急乗り継ぎには間に合わなかったし、長男が社会人になった後だったら、連絡もしてもらえなかったし、はるかが5分おくれのままだったら、間に合わなかったし。。。
主人にしみじみといわれましたもん、
「よう間に合ったなぁ。奇跡やで。」
というわけで、最初は、使われないまま持ちかえったエアポートシャトルのチケットを見ては、戒めていたのですが、なんだか捨てるに捨てられず
「いや、これは強運のお守りではないか」
と思い直し、今は私の財布に大事にいれております✌
ここ半年ほど、やったことが結果につながらず、という感じで、悶々としていたので
「もしかしたら、私はめちゃくちゃ強運!」
と思うことにいて、4月をスタートできました。
ちなみにこの出来事は3月30日。
普段、まわりからみると、クールでなんでもそつなくこなすように見えるようなのですが、実際はこんなもんです💦
でも、この2時間で間違いなく、ほぼ一年分の気力を使った気がする私です。。。
その前々日にひさしぶりに新幹線に乗って
「なんか飛行機より新幹線のほうが緊張するわあ」
なんて思っていたのに、いやいや、緊張すべきはやはり飛行機だった、というお話でしたマル