日本の大学生VSアメリカの大学生

英語Terakoyaです。

関西にいって、中高時代の友人たちに会った次男。

メンバーは全員、最難関国立大学の学生。

「やのに、GPAの話になった時に、みんな1.いくらとか2ないとかいうてて、びっくりしたわー」

日本の大学は評定がCであろうがなんであろうが、単位数だけ取ったら、卒業させてくれるからね。そして就活の時も、企業はそんなGPAまでみない

同じような学生がいて、どっちとる?となったときにみるぐらいなのでは?

もっとも、就活中の長男のようにあと38単位残ってます、なんて言ってしまった日には、最終面接であっさりおとされますが(爆笑)

日本の企業がみるのはGPAではなく、大学名。

たとえば超有名私大の下の方で卒業した人と、中堅大学のトップ層で卒業した人と、どっちとる?となると、当然前者の傾向が顕著ですよね。

そもそも、学歴フィルターなるものが存在するわけで、一定ライン以下の大学だと、説明会に申し込んでも「満席」と表示され、説明会にすら参加できない、という現実があります。

企業はそんなの存在しない、といっているようですが、就活生をもったことのある親ならそんな情報はいってきますよ、子供が友達経由で聞いてきますもん。

 

だからとにかく必死に勉強して有名大学に入っておけば、あとは安泰、と大学の授業はそこそこに、大学生活、サークルや、バイトをエンジョイしよう!となるのが一般的な日本の大学生像でしょうか。

もっともそうで無い人も大勢いますが。

そういう社会の体制があるのですから、仕方ないといえば仕方ない?

一方アメリカの大学は2度続けてCをとったら即退学!

次男の周りは留学生が多く、留学生はやはり大学から返済不要の奨学金を貰っている子も多いので、そうすると、大学の要求するGPA以上をとらないと、奨学金が打ち切りとなります。

だからアメリカ人の学生よりより勉強する傾向にあり、みんな3.5とか3.6とか普通にとってる、といったら、日本の友人たちは驚愕していた、と。ちなみに4.0が満点です。

(次男は今セメめっちゃ頑張ってなんと3.94)!

毎回優秀者リストにのりました、ってメールきて、あなたを支えてくれている人達にこれをシェアして感謝してください、みたいなことくるけど

そんなんいいから、なら、も少し奨学金出して!と母の切実なる叫び

それはまあ、いいとして。。。

 

みんな膨大な課題に日々追われ、あとは学内のいろんな活動、留学生は学内でしかバイトできないので、それすら取りあいですし、いろんなポジションをとるためにエッセイかいたり、勉強以外にも日々することが山のようにある。

さらには、アメリカは、大学入学の時にもボランティア経験が評価される国ですから、当然就職を考えた時にはボランティア経験は必要、ということで学外でのボランティアもします。

本当に、平日は、ドミトリーと授業と、図書館の往復でしかないようです。その分、週末はパーティーになるようですが💦

学内でtutorしたり、逆にtutorから教えてもらったり。さらにテスト前となると、ほぼ図書館に住んでる状態でみんなさらに猛勉強!

周りがそうだから、それもできるのかもしれませんが。卒業できるのも日本のような高い数字ではありませんし。みんな必死です。

学費も日本と比べ物になら無いぐらい高い、だから少しでも早く卒業しなければ、と4年を待たずに卒業するのも珍しくない、そのために、授業を目いっぱいとったり、サマースクールを取ったり。

全く別ものの大学生活です。

そんな友人たちの話をきいて、正直次男はがっかりしたようでした。

そして、アメリカの大学に進んでよかったと思う、と。

いやあ、もう、そういってくれないと、学費だしてるお父さん泣いちゃうけどねぇ~

 

色んな大学生活があることを聞いて、改めて自分の大学生活を客観的に見ることができたのではないでしょうか。

そんな彼ですが、入学して5か月したころ、「何のために勉強してるかわからん」

と電話しながら泣いた時期もありましたが。

そんな時期も乗り越え・・・

彼の大学はliberal arts系ですので、学部がわかれていません。だから興味ある科目を幅広くとることができるので、やりたい科目を選んでいるのもあり

「学校の勉強はおもしろい」

といっています。もちろん中にはNGなprofessorもたまにはいるようですが(相性もあるでしょうが、この教授はちょっと・・・、とおくられてきた教授の映像をみて、すぐに感じるものはありました(笑))、州立大学のように、院生が学部生に教えている、ということもないので、満足度は悪くないのかな、と話を聞く限りでは思っています。

大学を訪問したのがspring breakで授業もない時だったので、今度は授業があるときに行ってみたいなぁ~、なんて思いますが、背後から

「次は卒業式に行けば十分だ!」

という主人の声が聞こえてくるようです(~_~;)

 

大学生活もこれから後半戦。卒業後のシナリオもそろそろ描く努力をしてほしいと思います。

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