英語Terakoyaです。
たとえば私が、子供がいない人に、単身赴任の中、4人の子育てが大変だったかをいくらはなしてみたところで
伝わりません。
物事すべて一緒ですね。
我が家の2男2女は、誰一人として入学した小学校を卒業していません。
上の3人は2度、末っ子は1度の転校です。
次男もここで高校に編入して
早くなじまなければ、という焦りが出てきて先週あたりは
ちょっと疲れてしまったようです。
そりゃあそうでしょう、高2での転校は。
今長男長女は、真面目な次男からみると、本当にいい加減に映っていると思います。
「二人ともやったらできるのになんでやらへんの?もったいないわ」
とよくいっていました。
今はああ見えても 、
「(長男)は中1という多感な時期で、香港から奈良へ帰国して、そこから同時に単身赴任も始まり、なじめなくて行きたくなかったよなあ。
周りからはなじんでいるように見えても、保育園からずっと一緒に来てる子たちの中にはいっていくには、入るに入れない、見えない壁を感じたんだと思う。
だから行きたくなくて毎朝大変だったし、そのやるせない思いをああやってぶつけてきたんやで。
かろうじてなんとか行けたのは、学校にいけば大好きなサッカーができるから。それだけでなんとか学校とつながっていられたのだと思う。
だからあとからわかったのは、月に一回ぐらいは休んでたけど、あれは、サッカー部の練習が休みの日だったよ。
(長女)にしても中3で編入して、最初数か月は先に帰国しておじいちゃんとこから通ってたから
相当、学校でも気を使ってまわりに合わせたみたいやで。
そして翌年には高1にして1年のアメリカ留学。
半端ない大変だった思うよ。その年で親元を離れて、言葉も通じないところでなじんでいく、、、、
だけど1年で一回しか泣き言言わなかった。
それは、英語がうまくない、ということと、日本人であることを馬鹿にされるようなことを言われた日だったな。
(行ってすぐにペラペラしゃべれたら行く必要ないだろーが )
あの二人も乗り越えてきたんだよ。
今なら(長男)の気持ちがわかる?」
「うん、今ならわかるわ~ 」
その人と同じ状況になって初めてあの時どうしてあんな態度をとっていたのかがわかるのですね。
「でもみんなそうやって乗り越えてきたし、あせる必要もないし、必要以上に周りの事を気にする必要もない。
大丈夫、とにかく、泣き言なんて、と思わずに何でも話や。
ちびみたいに、(奈良にいたころのように)ドアをあけるなり
ただいま!のかわりに「ママ聞いて!」と家で発散しまくったらいいから。」
と話すと
「うん、ありがとう」
彼は自分で選んでこちらにきました。
だから絶対大丈夫なんです。
家族全員で乗り越えるのが海外生活
でも翌日は
「今日、めっちゃたのしかったで~!」
と明るい顔で帰ってきました。
そうやってたくましくなっていくんですよね。
ふと、
日本の長男長女、ちゃんとやってるかな~、と思いをはせました。
ちなみに、ちびは、
「めっちゃみんなとしゃべったあ~、楽しかった~!」
と快適にやっているようです
大人は人づきあいを選んで行けますが子供は選べませんからね。